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2026.01.23

コンテスト

課題プロット(kakuzooネームコンテスト)

以下の体験談から1つ選び、ネームを作成してください。

1. 借金を抱えた母に苦悩し、風俗嬢として働くことを決意した女性の体験談

妊娠が発覚したA子(29)。
勇気を出して彼氏に報告すると、彼からはプロポーズの言葉。
順調に結婚が決まり、A子は思う。
(あぁ、これからはお腹の子のことだけを考えて生きていこう)

やがて子どもが生まれ、
家族3人での穏やかな生活が始まった。

――しかし、ある日。
A子の母親が、どこか怯えたような表情で家を訪ねてくる。
「借金で家計が火の車なの。お願い、少しでいいからお金を貸してほしい」

突然の頼みに、A子は言葉を失う。
子どもはまだ小さく、これから何かとお金がかかる。
結婚前にも同じように頼まれ、すでに貯金はほとんど残っていない。
夫に相談すべきだと頭では分かっている。けれど、どうしても言い出せない。

(もし話したら、この幸せが壊れてしまう気がする……)
何も知らず笑う子ども。仕事から帰ってくる、優しい夫。
――この家庭だけは、守らなければ。

A子は夫に告げる。
「前の仕事のお手伝いの話があって……復職しようと思う」
夫は疑うことなく頷いた。
しかし、それは嘘だった。
A子が選んだのは、誰にも言えない“夜の仕事”。

母の借金と、家族の幸せの狭間で、A子は風俗の世界へ足を踏み入れる決意をする。

2. コロナ後遺症に苦しむ女子高生の体験談

高校生のB美(17)はベッドに横たわり、額にうっすらと汗を浮かべながら浅い呼吸を繰り返している。
体が鉛のように重く、目を閉じても、楽になる気配はない。
病院に行っても原因は不明。学校にはずっと行けていない。

ベッドの横で、母親が心配そうに様子を見ている。
母親「B美、大丈夫? 今日も体調、つらい?」
B美は起き上がろうとする。だが力が入らない。
B美(何でこんなことになったんだろう。どうして私だけ……。学校にも、行けない…)

母親「ねえ、B美。学校変えてみない? お母さん、調べたんだ。通信制高校があるよ」
B美「……何で? そんなのイヤだよ!通信制高校なんて、私は行かない!」
母親「今のままだとね、学校に戻っても、きっとついていくのが大変だと思うの。B美はB美のペースで勉強できるほうが――」

にじんだ視界の向こうに、B美の脳裏に浮かぶ。
放課後、友達と並んで勉強した日。
テストの点数を見せ合って笑ったこと。
文化祭で、クラスみんなで踊ったステージ。

B美は咳き込みながら体を起こそうとする。
B美「学校行く……。学校に行けばいいんでしょ!?」
壁にかかった制服に、必死に手を伸ばす。
けれど体は言うことを聞かず、途中で力尽きる。

母親がそっと手を伸ばす。
B美はその手を振り払うようにして立ち上がろうとするが、
次の瞬間、力が抜けてベッドに崩れ落ちる。
B美(こんな自分、嫌だ……。悔しい……。何で、こんなことになったんだろう)
B美は悔しさをこらえきれず、涙を流す。
元の自分に、戻りたい。

3. テーマパークキャストから女風セラピストになる男性の体験談

テーマパークで、C夫(25)はキャストとして働いていた。
人と向き合い、笑顔を引き出す仕事。
声のかけ方ひとつ、立ち位置ひとつで、空気が変わる。
それが面白くて、誇らしくて――この仕事は天職だと信じていた。
忙しい一日の合間、通路の隅で立ち尽くす、ひとりの少女に気づく。
泣くのを必死にこらえた目で、行き交う人の波を追っていた。
C夫「大丈夫だよ」
目線を合わせ、名前を聞き、一緒に親を探そうと手短に伝える。
ほどなくして、保護者が見つかる。
安堵の表情を浮かべた瞬間、少女は反射的にC夫へ抱きついてきた。
咄嗟に、抱き上げ、あやすように声をかけ、場を和ませる。
そのとき、ふと視線を感じた。保護者の表情が、硬くなっていた。

数日後。バックヤードに呼び出され、マネージャーから告げられる。
「不適切な接触があった、という苦情が入っている」
善意だった。悪気など、微塵もなかった。そう説明しても、話は前に進まない。
結局、C夫はクビになった。

その夜。スマホ見るC夫。
天職だと思っていた。人を笑顔にすることが、自分の価値だと信じていた。
けれど同時に、理解もしていた。自分の接客は、距離が近い。
それが喜ばれることもあれば、誤解を生むこともある。
では、どこならいいのか。と、ひとつの言葉が目に留まる。
「女性向け風俗セラピスト」
求められて触れる、という前提。しばらく、画面を見つめたまま動けずにいた。
深く息を吸う。これなら――
そう言い聞かせるように、C夫は静かに応募ボタンを押した。

4. 自傷をやめられない少女の体験談

なかなか眠れないD子(15)。どんどん不安な気持ちが襲ってくる。
どうせ眠れないなら、大好きなアイドルのMVでも見よう。
夜中、ひとりでMVを見る。時計の針は進むも、睡魔はまだ来ない。
寝ないといけないのに眠れない。
気づくと歌いながら、カミソリを腕に突き立てている。
大きく、古い傷ができ、床やタオルが血だらけに。
その傷と血を見て、すぅ…と安心した気持ちになっている。
ナレーション
「この時、私にとってリストカットは悲しみを癒すことではなく
腕を切る事が目的になっていました」
「リストカットに依存してしまい、しないと気持ちが落ち着かなくなっていたのです」
「そんなある日」
D子「痛っ!」
思わず、腕を深く切りすぎてしまったD子。
D子(どうしよう)
(こんなに深く切ってしまったの初めて…)
(え? この見えてるのって脂肪?)
(どうしようどうしよう血が止まらない)
鼓動が早まるD子。どうにか自分を落ち着かせようと心の中で言い聞かす。
(大丈夫)
(きっと寝ている間に血も止まるはず)
(とりあえず寝てしまおう)
ズキズキ感じる痛みの中。眠りに落ちるD子。
そして朝を迎え、目が覚めると傷口を抑えていたタオルが真っ赤に染まっており…。

5. グルメ雑誌の編集をする過食嘔吐の女性の体験談

東京の出版社では働くE子(40)。
編集の現場に長く身を置き、締切と校了に追われる日々。
若いころから続く癖『過食と嘔吐』は、誰にも知られていない。

ひょんな人事で、グルメ雑誌に配属された。食の企画、試食、レビュー。
向いているはずの仕事が、逆に心を追い詰める。
ある日、E子は休日出勤していた。静まり返ったフロア。
今日は、人の目を気にしなくていい。
そう思ったE子はトイレの個室に入る。
服が汚れないように裸になり、便器に向かって吐く。
終えて、しばらく動けずにいると、異変に気づく。水の流れが、悪い。
嫌な予感とともに、音が変わる。次の瞬間、床に水が広がっていく。
頭が真っ白になる。どうしよう。ここは会社だ。休日とはいえ、完全に無人とは限らない。
廊下の向こうから、声が聞こえた。同僚だ。
最悪のタイミング。E子は、必死に対処する。
備え付けの紙を使い、できることを片端から試す。時間だけが、無慈悲に過ぎていく。
やがて、水位はゆっくりと下がり始めた。ノックもなく、扉が開く。
慌てて身なりを整え、モップを手に取る。同僚が入ってくる。
同僚「……掃除ですか?」
E子「ええ、ちょっと」
同僚はそれ以上何も言わず、手を洗って出ていった。
個室に残されたE子は、深く息を吐く。

5つの中から、体験談を選んでネームにしてください。

• ページ数:8ページ程度
※1ページあたりのコマ数は3~6コマにしてください。
• サイズ:A4判
• 受賞内容:大賞賞金5万円+担当編集+ネーム作家としてデビュー!

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■描き方のコツ

エッセイ漫画を描くとき、ポイントを押さえることで、より楽しく、感情が伝わる作品を作りやすくなります。以下のコツを意識して、描いてみましょう!

友達に話すように描こう

自分の日常の出来事を、あたかも友達に話すように漫画にしてみましょう。
難しく考えず、「これ、友達に話したらどう反応するかな?」と考えながら描くと、自然とリアルで感情が込められたセリフやシーンが生まれます。自分の言葉で描いて、読み手に親近感を与えましょう。

キャラクターの表情や動きを大きく描こう

キャラクターの表情や動きを強調して描くことで、読んでいる人も楽しくなります。笑ったり、驚いたり、考え込んだりと、感情がわかりやすく伝わるように、顔の表情や体の動きに工夫をしてみましょう。
動きが大きいと、作品全体にエネルギーが生まれ、読み手の印象に残りやすくなります。

リアリティある描写を大切にしよう

エッセイ漫画の魅力は、リアルな出来事や感情を描けるところです。自分の実体験や身近な出来事を描く際には、そのリアリティを大切にしましょう。細かいディテールを入れることで、読者は「あ、これ分かる!」と共感しやすくなります。描く内容が自分の実体験に基づいていると、作品に説得力が生まれ、より強いメッセージが伝わります。

ご応募お待ちしております!

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